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Dawn.【浜松】 Circulation Camp@天手古舞
10月のある朝、
僕とNAOKIは浜松へ向かった。


僕が子どもの頃、マーク・トウェイン(Mark Twain)の
『トム・ソーヤーの冒険』に憧れていた。
近所の悪ガキたちと一緒になって、
大人の目からコソコソ隠れながら、
目の前の森の中に、よく秘密基地をつくったものだ。
そして、ハックルベリーフィンのツリーハウスにみたて、
その森で一番大きな木を見張り台にして喜んでいた。
秘密基地の近くを誰かが通る度に、
木の上から基地に指令を出し、息をのみこんで、
ジッと動かないでやり過ごしていた。

この頃の僕にとっては毎日が冒険に満ちていて、
この冒険が世界のすべてだった。

大人になるにつれて、
日常の日々こそ冒険だということを、
忘れていることが多かったような気がする。
歳相応のふるまいを演じたりもしている。

でも、今回の1泊2日の冒険キャンプは、
大の男2人を心底楽しませてくれた。
僕をトム・ソーヤーにし、
友人であり素晴らしいヨギーサーファーでもある
NAOKIをハックルベリー・フィンに変えていく。


朝3時に出発。
サーフボードとキャンプグッズを車に詰め込み、
東名を西へ西へ突き進む。
途中のサービスエリアで腹ごしらえ。
「静岡特産黒はんぺん」と「しらす丼」を食す。
目まいがするぐらい食いすぎた・・・。
波情報をチェックすると、どこもかしこもパッとしない。
流れに身をまかせ、7時前に静波に到着。
波はヒザ程度、でも僕たちはユトリの塊。
ボーッと波に漂いつづけ、
あっという間に3時間経過。

昼過ぎには夜のメイン会場に到着したいので、
すぐに着替えて、食材の買出しに向かった。
なかなかスーパーが見つからず、
地元の人に尋ねながら、ときにはからかわれながら、
あてのないスーパー探しが面白かった。
「あんたらこんなとこに何しにきたの〜」と、
野菜売場のおばちゃん。
「高速道路が1000円だからでっしょ?」と、
買い物に来たおばちゃん。
笑う目じりのシワがとても美しく温かい。
僕も、こんな表情ができる歳の重ね方をしたい。
ほのぼの。

どうにかスーパーを見つけ出し、
買い物を済ませたころには、
雨がポツポツと降り出していた。

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

まわりの景色も緑が豊富になり、
赤や茶色といった秋色もチラホラ混ざっていた。
車はどんどん山道を進む。
山の空気はみずみずしい、身体にしみる。
携帯電話の電波も入らない山奥。
次第に車幅が狭くなる。
ぐねぐね道と車内に流れるスローな音楽に合わせ、
まるで車が踊っているかのようだった。
僕たちの心、わくわくドキドキが
そのまま車にのりうつっているかのように。

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

午後1時、かなり早めの現地入り。
だが、急に天気は大荒れ。
どしゃぶりの中、カッパを着て、足元泥だらけで設営!!
荷物の搬入と合わせ、2時間以上雨に打たれ続けた。
頭から足のつま先までビッチョビチョ。
ここまで濡れるとふんぎりがつくもんだ。
子どもの頃は、こんな泥まみれも抵抗なかったはず。
そんなことを想い帰すと、
この状況に感謝さえ抱くから不思議だ。

無事テント完成!!
と同時に、あららら奇跡の雨上がり。

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

澄んだ空気は景色を色濃く映す。
肺の奥まで身体が満たされる。
イスに腰掛け自然の一部を実感することが
こんなにも気持ちいいものかと、
あらためて感じることができた。

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

夕日が次第に空を赤く染め、
僕たちを神秘の闇へ誘いはじめた。

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

夜はまどろむ。。。


翌朝は快晴。
まわりの参加者たちは、
各々自分の時間を感じ続けている。

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

僕たちは、出店されていた
美味しいひよこ豆カレーをたらふくたいらげ、
浜松の波を求めて、その場を発った。
荷物の搬出に3時間を要したが・・・。


その日の夕方、
日が沈む直前30分だけ、浜松の波に乗ることができた。
真っ赤な夕日の中で、
僕たちは、この日常を確かなものにしたかったのだと思う。

世界はテンテコマイでおもしろい。

なんだか自分が昔とちっとも変わってなくて、
それどころかかえって悪くなっているような気さえして、
自分ばかりそんなこと考えているかと思えば、
僕のまわりもけっこうそんなことを感じている。

過去、現在、未来。
「子どもの頃は・・・」、「大人になれば・・・」
「明日には明日の風が吹く」、
そんな時間の区切りなんてぜんぶ嘘っぱちで、
すべての時間はひとつなぎだって思えてきた。
子どもの頃に生きた世界は、今この瞬間の延長で、
未来は、今を生きる希望の自分の延長で、
だからこそ、今を大切にしなければって。
なんでもない日常のこの瞬間を、明日という日を、
歩めるために。

【浜松】Circulation Camp@天手古舞 kSaNaYoga

天手古舞幻想世界!
僕らは、森の中ではしゃいでいた頃の自分と、今も遊んでいる。

最後に、このイベントをオーガナイズされた関係者の皆様、
本当にありがとうございました。
感謝!感謝!


| いろいろなこと | 00:34 | comments(0) | - |
チャネライゼーションワークショップ 〜Roots(ルーツ)をさぐる・統合の扉をひらく〜
Channelization Workshop
チャネライゼーションワークショップ開催!!!
〜Roots(ルーツ)をさぐる・統合の扉をひらく〜

11月22日(日) and 11月29日(日)
両日とも14:30〜16:00(要予約)

定員10名(先着順)

受講費 : 2500円/回  4500円/2回(会員)
     3000円/回  5000円/2回(非会員)

Instructor : Chihiro

チャネライゼーション(Channelization)とは、
エネルギーの通り道であるナディと、
エネルギーのトランスファーシステムである
チャクラに働きかける、クンダリーニヨガのテクニックです。
この技法を用いたポーズ(アーサナ)や、
メディテーションを交えたワークショップです。

■11月22日(日)14:30〜16:00 Roots(ルーツ)をさぐる 
〜ムラダラ、スヴディシュタナ、マニプラ チャクラ〜
ベースにある3つのチャクラに焦点をあてたワークショップです。
これらのチャクラは、
私たちの土台を支える役割をになっています。
このバランスを整えることで、
心身の安定と自己を確立できるとヨガでは考えられています。

■ 11月29日(日)14:30〜16:00 統合の扉をひらく
〜アナハタ、ヴィシュタ、アジュナ チャクラ〜
アナハタチャクラは、土台を支えている3つのチャクラで起こる
葛藤やネガティヴな感情を 浄化する役割を担っています。
ヴィシュタチャクラは、ヨガの目的である統合の扉を開く、
智慧をつかさどっているチャクラです。

※各チャクラに働きかけるので、
 バランスをとるため両日参加をお勧めします。

Channelization Workshop チャネライゼーションワークショップ 〜Roots(ルーツ)をさぐる・統合の扉をひらく〜

●ご予約は電話・メール、受付にてお申し込みください。
メールでのお申し込みはこちらから


| ヨガ | 18:27 | comments(0) | - |
横浜市立美しが丘小学校の小さなお友達♪
突撃レポート!
小学校の授業の一環で、
美しが丘小学校のお友達がkSaNA Yogaに
遊びにきてくださいました。

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNaYoga

質問内容は・・・
ヨガってなぁ〜に?
ヨガはどんな種類があるの?
どこで勉強したの?
この街になぜヨガスタジオをだしたの?
どんな人がスタジオに来ているの?
などなど。

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNaYoga

ヨガも体験!!
子どもたちの溢れ出るエネルギーが
未来を映し、力強くとても美しかったです。

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNaYoga

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNaYoga

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNAYoga

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNAYoga

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNAYoga

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNAYoga

わたしたちとしても、
kSaNaYogaとあらためて向かい合うことのできる
ステキな時間となりました。

こよみちゃん&このかちゃん&なゆちゃん&かなちゃん
そしてママさん&パパさん!!
ありがとー!! かわいいお手紙もありがとー!!!!

横浜市立美しが丘小学校 ヨガレポート kSaNaYoga

この美しが丘という街・地域で、地域の皆様と協力し合い、
この地域の元気づくりのお手伝いを
させていただきたいと思います。

地域に根ざしたヨガスタジオとして精進してまいります。
今後ともよろしくお願いいたします。


この街、探検・発見!!
これからもkSaNaYogaと小さなお友達たちの冒険は、
まだまだつづきます♪

| いろいろなこと | 17:07 | comments(0) | - |
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.14 アーサナとは?
毎日、たくさんの経験にかこまれ、刺激的な日々を過ごしています。

ティーチャートレーニングでよく行われるカリキュラムの1つに、
モディフィケーション(アジャスト)があります。

人の身体はそれぞれ異なるもの。
ケガや痛みを抱えていたり、硬かったり…。
ヨガのポーズは、けして身体の柔らかい人のためだけのものではく、
ましてや、ポーズを完成することが目的ではありません。

パタンジャリのヨガスートラ(ヨガの聖典)には、
「アーサナは、心地よく長時間持続できる姿勢のことである」
と記されています。

アーサナをするときは、
まずこのポジションをみつけることからはじまります。
これが、モディフィケーション。
モディフィケーションを、「アサナを完成させるための修正」
だと考えている人がいるが、それだけではありません。

モディフィケーションによって、
自分自身、さらに言うと 今この瞬間の自分自身にあった
ベストの姿勢をとることができるのです。
そして、そこから初めて ヨガの“ホンリョウ”が発揮されます。

意識は身体の中へ入り、
内臓の動きや、アーサナによる刺激を感じる。
また、呼吸をきき、さらに集中は深まっていく。
居心地がよくなければ、内に目を向ける余裕はない。
逆に、そのポジションがゆるすぎたり、
正しい刺激を与えていなければ、
反応すべきポイントを感じることができない。

よくアーサナの効果を聞かれることがありますが、
この正しいポジションをみつけて、効果が深められます。

最初は、このポジションを自分自身で見つけることは難しい。
だからこそ、インストラクターがいるのだけれど。

私のとっているトレーニングでも、各アーサナの
モディフィケーションについて、
グループワークでのアナリシスをしています。

このグループワークが興味深い!
いろんな国から来ている人、いろんな経験、知識、考えを
持っている人が集まっているので、とても刺激的なんです。
皆、各国でいろんな人たちにヨガを教えています。
私のグループは、アメリカ、オーストラリア、スルベニア、
そして私の4人組。

より安全性を求めるか、よりポーズを深めることを求めるか、
あるいは、どのチャクラが一番刺激を受けているか等、
さまざまな点について話し合います。
日本のグループワークと違い、
「いや、そうは思わない」と皆がはっきり主張し合います。
最初はこのワークを苦痛に感じることもあったけど、
今はとても楽しんで題目を掘り下げています。
それは、否定ではなく、
その人の意見をただ、述べているだけのことだと分かったから。
逆に私が「Yes」と言いながらも、不に落ちない顔をしていると、
納得するまでとことん話し合ってくれる。
そして、話し合う中で、
よりよいアイデアを導き答えを見つけ出します。

ヨガのモディフィケーションなどを考えるには、
とてもいい方法だと思います。

アーサナの体験は、限られています。
自分自身の身体はひとつだから、
そこからうまれた感覚も限られます。
しかし、人に教えること、
実際にモディフィケーションをすることで、
その人の身体の変化、感覚を疑似体験することができるのです。
これは、インストラクターにとって宝のよう大切なもの。
しかし、これもやはり数に限りがある。
だからこそ、
グループワークでシェアすることに意義があるのでしょう。
互いの経験をシェアできる仲間ができたことが、
今はとてもうれしく、感謝しています。

この作業を、毎日夕食後 1時間半ほど続けています。
時間をかけて、1日に1つのアサナを完成させていきます。

そして、
私たちのオリジナルのアーサナブックは完成していきます。


| ヨガ | 23:11 | comments(0) | - |
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.14 オーロヴィルで自由を知る
ポンディシェリのホテルに着いたのは午後3時ごろ。

早々にチェックインを済ませて、ホテル前のビーチへ!
波はヒザくらい…と、昨日までのコヴァラムとは大違い。
しかしながら、それでもインドの波はパワーがある。

ポンディシェリから北へ数十キロの波

海のコンディションは今ひとつでも、
今は2人ともこの街に興味深深! 充分に旅を楽しんでいた。

翌朝、エリオットに教えてもらったビーチへ。
波は腰、セットで胸ぐらい。のんびり楽しむことができた。
2時間ほど遊んだ後、いったんホテルへ帰り早速オーロビルへ。

オーロヴィルは、もちろんビジターをいつでも受けて入れている。
ビジターセンターがあり、展示ルームやビデオ上映をしている。

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

オートリキシャでオーロヴィルへ向かう。

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

そこには、M・ナイト・シャマラン監督の
「Village」という映画を彷彿とするような、
広大な森が広がっていた。
どこからが、オーロビルか公道か、
はっきりと区別がつかないくらい
それは、自然にそこに存在している。
今まで、インドでは見たことのない光景。
明らかに観光客ではない、ヨーロピアンたちが
バイクで颯爽と森の中を行きかっていた。
まるで、ヒッピー、ウッドストックの時代に
タイムリップしたかのような、
なんともいえぬピースフルな独特な空気感に包まれていた。

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

私たちはビジターセンターから、
オーロヴィルに住む人たちの聖地のような場所、
メディテーションホールへ向かった。

Auroville オーロヴィル MATRIMANDIR(マトリマンディル) ポンディシェリ インド

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

Auroville オーロヴィル MATRIMANDIR(マトリマンディル) ポンディシェリ インド

それは、金色の巨大なゴルフボールの形をしている。
係りの人に聞くと、アポイントメントがあれば
ビジターも中に入れる とのこと。
早速、予約をし明日出直してくることにした。

次の日に入ったそのホールの中は、
なんともいえぬ静けさがあった。
床、壁、天井、すべてが白で統一され、天井から差し込む光を、
ひとつの水晶に集めるように設計されていた。
そこには、音のない世界。
まさに、メディテーションのためにつくられた空間だった。

このホールは、今でもまだ工事をしている。
すでに亡くなっているマザーの意志を具現化するため、
この工事はつづくのだという。

Auroville オーロヴィル ポンディシェリ インド

Auroville オーロヴィル ポンディシェリ インド

そして、オーロヴィリアンにとっての、もうひとつの聖地が、
マザーが眠るアシュラムである。

Auroville オーロヴィル  ポンディシェリ インド

アシュラムはポンディシェリの街中にある。

そこは、とても安らかな場所だった。
オーロヴィルが何かといわれると…正直わからないが
宗教的側面を持っていることは確かだと思う。
自分自身も無宗教、そして無宗教な日本で育った私には
とても衝撃的な光景だった。
インドで見たどのテンプル(ヒンドゥー)よりも、
そこにいる人たちの強い信仰心を感じられた。
マザーの祭壇の前で祈る人たちの姿は、
皆とても幸せそうで満ち足りていた。
そして、とても美しかった。
儀礼や作法などはなく、皆思い思いにマザーと会話をしていた。

マザーの祭壇は、アシュラムの庭園にあり、
たくさんの花で飾られていた。
その庭園には、インド人、ヨーロピアンなど多くの人がいた。
庭園の片隅に座り、瞑想をしている人や、思いにふけっている人、
至福に浸っている人…。
そして、ふと立ち上がっては、祭壇に近づき祈りをささげていた。

幸せそうに木陰に座っていた一人のヨーロピアンの少女が、
しばらくすると、
祭壇に近づき花に顔をうずめるようにしてひざまづく。
まるで、今日あった出来事を傍らにいる人に話かけているように。
私にまで、彼女を通じてマザーを感じられるくらいに…。
そして、
彼女は立ち上がると、祭壇のすぐ横にある大木に耳を当てた。
きっと、脈打つマザーの声を聴いているのだろう。
彼女の中では、マザーは今も生きている。

宗教や信仰というと、どうしても拘束、束縛、
いかがわしさ…などネガティブなことも浮かんでしまう。

でも、私の目の前に広がっていたのは、自由な信仰だった。
自然にその人の内側からわいてくるような、思いが感じられた。

そして、オーロヴィルというこの巨大なコミュニティ、システムは、
この街すべてに浸透しているのだと感じた。

実際、ホテルやレストラン、タクシー、などどこに行っても
オーロヴィルのマークを見ることができた。
オーロヴィルに住んでいなくても、それを受け入れている人、
あるいは恩恵を受けている人。
オーロビットたちは、店や会社を経営している人もたくさんいる。
そして、地元の人たちを雇用し、近隣の経済を潤している。
あるいは影響を与えているのは確かな事実のようだった。

ほんの数日間だけの滞在では、
理解できない世界がそこにはあった。
でも、この街に導かれて素敵な体験ができたことに、
心から感謝したい。

| インド | 23:34 | comments(0) | - |
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.13 いざ、不思議なまちポンディシェリへ!
夜中の3時に始まった旅は、もちろん優雅とはいいがたい。
とはいえ、今回は時間がないので、
少しリッチにタクシーで行くことに♪

運転手リディ。彼もポンディシェリへ行くのは初めてらしい。
それでも「何か問題でも?」と余裕の表情。
もちろん、カーナビもエアコンも、地図すらないタクシー。
さぁ出発!と思いきや、いきなり出鼻を挫かれる私たち。
パトロール中の警察官から職務質問を受ける。

職務質問 インドの警察官

15分ほど経ってやっと解放。まぁ、特に焦る必要もない。
ここはインド。警察にも慣れた。
これからのロングドライブを考えるとたいしたことではない。

夜中の3時というのに、クラクションを鳴らしまくっての出発。
当然閉店しているガソリンスタンドを、
クラクションの嵐で起こして給油。

開店前のガソリンスタンド インドケララ州

さぁ、いざポンディシェリに出発!!

2時間ほど走り街中をぬけると空が明るくなってきた。
色彩豊かな空を楽しみながらドライブ。
左窓には、今にも沈みそうなかすかな月明かり、
右窓には、太陽が空を赤く染めている。

朝焼け インドの太陽

インドの朝は早い。
5時ごろには街は目覚めて、人々の活気でみなぎっている。
ただ、車に乗っているだけなのに、
ほこりまみれになるのがインド。
舗装されていないボコボコ道を、
車ごとパンピングしながら転がっていく。
道がよくなったと思うと、
時速120キロを片手の指3本だけで運転するドライバー。
車はかなり揺れて、バキバキ音をたて、
ハンドルは取れちゃいそうな勢いで振動している・・・。

インドタクシーはドドンパ!

時には、何を間違えたか対向車線をこの速度で走っている!

逆車線 インド人は無謀だ!

こういう時こそ、クラクションでしょう?!と思うが、
特に、誰もあわてる様子がない。

こんな、エキサイティングなドライブにも負けず、
私の特技は、どこでも寝れること。
写真を撮ったり、固唾を呑んでいる彼をよそ目に眠りにつく。

マハーバリプラムの見所をサクッと流し、
車はひたすら北を目指していく。

クリシュナのバターボール アルジュナの苦行

クリシュナのバターボール アルジュナの苦行は
次回の楽しみにとっておこう。

タクシー生活6時間あたりでさすがにお腹がすいてきた。
とある小さな街でのブランチ。

南インドのとある町

南インドのとある町

旦那さんの食事には、
大きい蜘蛛がペシャンコにサンドされてたけど、
サッと取り出し、
顔色一つかえないでニコニコ食事を続けて完食。
こんな人だったっけ(笑)

南インド家庭料理 バナナの皮の皿

南インド家庭料理 バナナの皮の皿

食後はバナナの皮をそのままクルッとくるんでポイっ。
すべてきれいに灰になる。シンプルな食文化。

9時間ドライブを続けたあたりから、
運転手のリディは行きかう人を誰かしこも呼び止めて、
「ポンディシェリ、ポンディシェリ」
「チェンナイ、マドラス、マドラス」と連呼し、
道をたずねだした。
漠然な方角だけで目的地を目指せるのは、
インド文化の互助、深いやさしさがなせるもの。
私たちはリディの声が心地よかった。

インドでは道をたずねられた時に、それが知らない場所でも、
「わからない」とは言わないらしい。
事実、リディが何度となくたずねている中で、
誰一人として、「わからない」とは言わなかった。
それでは、知らない場合どうするかというと…
“適当な方角を教える” これがインド流
「さっきの人は左って言ってたけど?」という食い違は日常茶飯事
なので、たずねる方もその心積もりはできている
だからこそ、3,5分おきに、「チェンナイ、チェンナイ」と
道をたずねるのである
日本人の私からしてみると、道をきくほうも、きかれるほうも、
面倒な作業も思えるが、お互いにそれを苦としていないように見える

道をたずねるインド人

インドにも高速道路がある。
入り口は立派なものだけど、
人も牛も山羊も広い道路を歩いて横切っていく。

インドのハイウェイ

途中で2度目の給油。
ガソリンスタンドの隅にはガネーシャ。

とあるガソリンスタンドのガネーシャ

目的地まであと1時間ほどのところでタイヤがパンク。

パンチアウト

まぁ、当たり前だよね。
今までパンクしなかったのがおかしいくらいの運転と道だから。

疲れ果てた車のエンジン音が変になってきたところで、
ようやくゴールのポンディシェリが見えてきた。

「ところで、ポンディシェリって知ってる?」
と、旦那さんにきいてみると。。。

なんだか中谷美紀さんの本に、載っていたらしい
「なんか、面白いものがあるんだよ!」と。
“その面白もの”とは、オーロヴィルのこと。
オーロヴィルとは…説明がずかしいが、簡単に言うとコミュニティ。
私たち自身も、完全にオーロヴィルを理解しているわけではないので、
うまく説明できないが、独自の原理原則をもつコミュニティ。
1988年にオーロヴィルファウンデーション法が制定され、
インド政府から独立した特別な地位が与えらた
自治地域となっている。国連等から広く支持され、
国際的にも認められたコミュニティらしい。

その歴史は古く、1968年にから建設がはじめられ、
今では、およそ50カ国から2000人以上の人が集まり
共に暮らしている。
その多くは、インド、フランス、ドイツ、
他ヨーロッパ諸国だそうだ。

フランス生まれのミラ・アルファッサ(Mirra Alfassa・マザー)と
カルカッタ生まれのスリ・オールビンド(Sri Aurobind)が
中心となって創建された。

もともと、ポンディシェリはフランス領土であったこともあり、
この町には今でもフランス人が多く住み、
フランスの建造物、フランス料理店なども軒を連ねている。


なんとも、これは面白くなりそう!!


最後に、13時間の旅仲間と。

13時間のインドの友

| インド | 23:55 | comments(0) | - |
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.12 あてのない旅へ
インドの海 レストランからの眺め

3日目は、まちにまったサーフィン!!
日本から持ってきてもらった、ボード♪
借りていたテールが割れているボードとも
これでおさらば〜!!

私たちが滞在していたのは、コヴァーラムビーチ。
ここは、知る人ぞ知るサーフポイントらしく、
西洋人のサーファーをたまに見かける。
波はというと…
海のコンディションは見ため以上にハードで
ゲッティングアウトはかなりハードかつカレントも強いので、
ファン、メローを好む人、初心者には不向き
やっと思い出、アウトにでても、
なかなか恐怖心から波を狙いにいけない・・・

しかし、テイクオフすると波のボトムの広さがすごい!
旦那さんいわく・・・
「インドの道より広い!道路二車線ある!(笑)」
それは、いいすぎ? と思うけど、
まるでスケボーに乗っているのと変わらないくらい
板は自由に動く。

この日も、私たち2人と、カリフォルニアから来ていた
とっても上手なサーファーのたった3人。

カルフォルニアのグッドサーファーとChihiro先生 波まち

なんて幸せなんだろうっ!!

波乗り インドサーフトリップ

このつかの間の幸せは、
あっというまに終わってしまうのでした…

カリフォルニアのサーファーが海からあがって、
しばらくすると、1人のブラジリアンの女の子が
浅瀬で泳いでいたつもりなのでしょうが、
カレントにのって、沖まで流されてきた。
「Help me!」といわれ、もちろんほっとけはおけず、
彼女がパニックにならないように声をかけ、
ボードに乗せてビーチへ。

そこからが、大変でした…
日ごろから、このビーチはライフガードがいて、
サーファーに対して、常にピーピーと警戒の笛をならしている。
確かに、危険な海なので、当然なんですが。

ビーチに着くと、40〜50人以上のインド人の群れが
そして、激怒している数人のライフガード。
彼らは、やっとの思いで岸に着いた私たちに向かって
罵声をとばし、私からボードをひったくり、
リーシュでつながれた、私の足は引っ張られながら、
やっとの思いで砂浜に。

なぜだか私に激怒しているライフガードたちは、
私のボードを蹴ったり、その上に立ったり、
つられて野次馬のインド人たちもサンダルのままボードの上に…
しかも、私のボードを警察へ持っていく!? と

おいおい。。。(×_×)
溺れていたブラジルのカップルはライフガードに介抱され、
早々と消えてしった。
残された私は罵声の集中砲火!こんなに怒られるとは?! 
野次馬は記念とばかりに写真を撮っている。
ついつい興奮してしまった私も、抵抗してみるが歯が立たず、
ボードは隠されてしまった。
「もうお前らはホテルへ帰れ!」とライフガードに言われる始末。
私はいったんホテルに戻り、シャワーを浴び、
着替えて再びビーチへ。
案の定、ボードは警察へ持っていかれた後だった。

「欲しければ、自分で取りにいけば!」と
上から目線のライフガードたち・・・
仕方なく、私たちは2人で警察へ行くことに。

警察へ行くと、完全に勘違いしている警察官たちに取り囲まれた。
「ライフガードの注意を何度も振り切り、勝手にサーフィンを
したげく、私が溺れてライフガードに助けられた。
しかも、サーフボードは違法レンタルで借りたもの。」
という筋書きを信じ込んでいる警察官たちは、
私の話など取り合ってくれず・・・
「本当にレンタルボードじゃないかを調べるために、
1週間ボードを預かる」といわれた。
けれど私は引き下がらない。

「空港に問い合わせれば、すぐにわかるはず!」
と主張すると、
「・・・じゃ、3日で」と話がコロッとかわる。
それでも3日とは・・・
電話確認にどれだけ時間がかかるんだ?!
と、思わずふきだしてしまった。

5分、10分・・・と時間が過ぎる。
と比例して、1人、また1人と警察官が私たちから離れていく。
あきっぽいらしい。

30分以上の押し問答の末、遂に警官がギブアップ。
「わかったよ、持ってとっとと帰れ!」
よしっ!なんとかその場でボードを返してもら事に成功!!

足跡だらけのサーフボードとリキシャードライバー。
特に意味はないけど記念のワンショット。

オートリキシャーとサーフボード

ライフガードや野次馬たちをよそ目に、
警察から無事取り戻したボードを自慢げにビーチへ。
クレイジーな日本人という声が聞こえてきそうな冷ややかな目や、
「よくやった!」と握手をもとめてくる地元の人も。
賛否両論。いたしかたない。

どちらにしろ、明日からこのビーチでは、
さすがにサーフィンできないね、と2人で困っていると、
1人のイギリス人サーファーに話しかけられる。
昼間の一部始終を見ていたらしく、
「So funny!」と腹をかかえて笑ってくれた。
そして、自分が昨日まで滞在していたという、
別のサーフポイントを教えてくれた。
紹介してくれたのは、ポンディシェリ。
彼いわく、そこは白い砂浜、きれいなビーチ、ファンウェーブ
そして、ノーライフガード!!
そのとても素敵な響きに、明日はそこへ行こう! と決定。
ホテルに帰って、調べてみると、
そこは、私たちが滞在している反対側、インド東岸部。
なんと車で13時間!
まぁ、でもとりあえず行ってみよう!
と、さっそく荷造りをはじめ、夜中3時に出発することに。

出発前、夕食をビーチ前のテラスでとっていると、
さっきのイギリス人サーファーに再会。
一緒にディナーをとることに。

Shoji Chihiro Elliot

彼の名前は、エリオット。フォトグラファー。
カメラの仕事と・・・あとはバイトで稼いでいる。
6ヶ月間はイギリスで働いて、
残りの6ヶ月はサーフトリップ。
そんなライフスタイルを何年も続けているらしい。
今回はインド&スリランカで、インドにはすでに4ヶ月。
そろそろ、スリランカ入りしようかな〜
と話す彼は、実に自由人。

私たちの、自由な旅も、13時間の車中から始まる。

| インド | 07:40 | comments(0) | - |
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.11 聖地カニャークマリ
またまた、しばらくぶりのブログになってしまいました。。。

10月1日〜約1週間のHolidayがあったので、
いろいろとインドを満喫してきました!

この1週間の間に、旦那さんもインドへ来てくれたので、
2人でいきあたりばったりのインド旅をしてきました。

少しさかのぼって、ブログをかきます〜


1日目は、泊まったホテル前のビーチでサーフィン♪
しようと思うも・・・
ゆうに頭半以上あるハードな海にあきらめ、
インド料理を楽しむというおだやかな1日。

2日目は、前から行きたいと思っていた。
カニャークマリ(コモリン岬)に行ってきました!!

カニャークマリとは、インドの最南端の岬のこと。
ここは、インド洋、アラビア海、ベンガル湾という
3つの海洋が混ざり合う神聖ば場所で、
多くのヒンドゥー教徒が巡礼に訪れ、
早朝と夕方に聖なる海水で沐浴をする。
太陽が海から昇り、海に沈む唯一のポイントです。

カニャークマリ(コモリン岬) 3つの海の合流点

よく揺れるボートに2〜3分乗って、
2つの(人工的につくられた)島へ渡ります。

ヴィヴェーカーナンダ岩記念堂とティルヴァッルヴァル像

カニャークマリ(コモリン岬) ボートにて

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし 家族の笑顔 kSaNaYoga

ひとつは、ティルヴァッルヴァル像。
このティルヴァッルヴァルという人は、
タミール地方(南インド)の有名な、詩人・思想家です。

ティルヴァッルヴァル像

そして、もう一つの島がヴィヴェーカーナンダ岩。
今回の目的の一つでもあった場所。

ヴィヴェーカーナンダ岩記念堂

ヴィヴェーカーナンダ

ヨガの聖者として有名なヴィヴェーカーナンダが、
最期の3日間をここで瞑想しながら過ごしたいわれるところ。
この場所で、瞑想しながら、いわゆる解脱、
今生の命を自ら絶ったといわれています。

島には、ヴィヴェーカーナンダ像と、瞑想スペース、
ヨガやヴィヴェーカーナンダに関する本屋さんなどがあります。

ヴィヴェーカーナンダの功績は、
インドだけでなく世界中で知られています。
彼は生涯ヨガを実践し、インドの貧困にあえぐ人々へ
思想活動、奉仕活動を続けていました。
そして、彼のすばらしいヨガの叡智をもって、
インド国外、西洋へも多くの影響を与えています。
彼の書いたヨガに関する著書は、日本語はもちろん
たくさんの国で翻訳されています。

亡くなって100年以上たつ今でさえ、
多くの人々を魅了しています。
そして、このカニャークマリの地へと
多くの人々を引き寄せ、迎えています。

彼が生きながらにして解脱する道を選ばなかったのは、
この地をさらに神聖なものにし、
人々の心に、神聖なものを思い出すきっかけを
つくってくれたのかもしれません。

今度、カニャークマリに行くときは、
日の出を見ながら、スリヤナマスカラをできるといいな♪

| インド | 23:51 | comments(0) | - |
Dawn. 【南インド6】 旅人たちの波
オートリキシャーに乗り込み、サーフボードを膝に抱え、
エリオットが導いてくれたサーフポイントへ。

ポンディシェリ サーフポイント 旅人たちの波

途中、スタンドにより燃料補給。
スタンドに遊びに来ていた子供たちが、
不思議そうにサーフボードを見つめていた。

ポンディシェリ ガソリンスタンドの子ども

辿り着いたのは漁を生業とした小さな港。

南インド 東岸部 サーフィン kSaNaYoga

ビーチには何隻もの小船があり、
沖では追込み漁が活気付いていた。
ビーチ前には、
椰子の葉つくられたゲストハウスが数軒並んでいる。
ここでエリオットは数日を過ごしていたらしい。

波は腰程度、面もきれい。まったりと楽しんで乗れそうだ。
正面か左サイドの岩が積んである場所が良さそう。

砂浜にある船と船の間に垣間見れる波。
その波にサーファーが1人。
自分のリズムで波乗りを楽しんでいた。

彼は僕たちと入れ替わるように海からあがってきた。
自分の手を肩の高さで水平に振りながら、
「待てばセットで肩、Good!でもたまにしかこないよ」
と、波の感触を教えてくれた。
オーストラリアから来たという彼の目は、
とてもフワフワ。僕を見ているようで見ていない。
インドではこのタイプの人によく会う。
彼はそのままゲストハウスの中へ消えていった。

僕たちはリキシャドライバーに、
2時間後に迎えに来てくれと伝え、海に飛び込んだ。

南インド 東岸部 サーフィン kSaNaYoga

どんなコンディションでも初めてのポイントは気分がいい。
僕たちはインド東岸部の波に、
脱力感全快でゆられていた。

ポンディシェリ サーフポイント

2時間はあっという間。

ビーチに戻ると、すでにリキシャドライバーが待っていた。
その周りには地元の子供たちがはしゃいでいる。
その子どもたちの中に、
金髪の青年が1人、バイクにまたがっていた。
青年と僕たちは思わず大声をあげてしまった!
なんと彼は僕がインドに来た日、
コヴァラムビーチで出会ったフランス人サーファーだったからだ。
たまたま出会ったエリオットが導き、
この広大なインドで何の約束もなく、
コヴァラムから車で13時間離れたこの街の、
こんなにも小さなビーチで再会するとは、
本当に夢にも思わなかった。
待ちくたびれたリキシャドライバーを横目に、
僕たち3人は再会を喜びあった。

そうこう話をすすめるうちに、またまたびっくり。
「今日はこれからどこに行くんだ?」との彼の問いに、
「僕たちはオーロヴィルに行ってみようと思う、
近くにあるらしいんだけど、知ってる?」
「えっ、そうなのか!僕はオーロヴィルに住んでいるんだ」
「ぜひ遊びに来てくれ、歓迎するよ!」


オーロヴィル(Auroville)の様子はこちらからどうぞ。
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.14 オーロヴィルで自由を知る


旅は不思議だ。

僕たちは、
偶然と必然のいたずらに導かれる。

次々と押し寄せるこの偶然の連鎖は、
きれいなセットで打ち寄せる波のようだ。

ここは旅人たちのビーチ。

目の前の海では、
今日一番の、きれいな波がブレイクしていた。

| サーフィン | 02:27 | comments(0) | - |
Dawn. 【南インド5】 空白の標
328万キロという国土に、
11億人9000万余りの民が暮らす国、インド。
日本と比較すれば、それは面積にして約10倍、
人口は約9倍。
この大国の南、西岸部の小さなビーチタウン。
今、ここからすべての場所へ。


13時間のロングドライブの詳細はこちら。
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.13 いざ、不思議なまちポンディシェリへ!


半ば逃げ出すようにコヴァラムを発ちはしたものの、
車中、いくつかの心配事がアタマの中をよぎる。
昨日の混乱、これから待ち受けること。
気持ちがそこに向くと、
なんだか急にそわそわした気分になる。
考えたところでしょうがない。
ポンディシェリへの13時間のドライブで、
僕たちにできることなどなにもない。
隣でサーフボードに寄りかかり、
大口を開けて寝ている妻がそのことを教えてくれる。

灼熱の太陽と、エアコンのない車。
暑さが息苦しく、車の窓を全開にする。
吹き込んでくるのはドライヤーのような熱風。

数時間単位ではあまり変わらない景色に、
僕たちは時間を忘れていた。

この空白に身をゆだねつづける。
湧き出てくる自分の居場所を確かめるように。
| インド | 19:30 | comments(0) | - |
Dawn. 【南インド4】 しかるべき事由
何でもないことが、後になって、
実は大きな意味を持っていたし、持ち続けることがある。

その事件以来、僕はインドでの自分の振る舞いに、
いささか用心深くなった。
けれども同時に、この旅に深く魅せられていく。

事件の詳細についてはこちらをどうぞ。
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.12 あてのない旅へ


インド ビーチを歩く

起きよ、目覚めよ!
モンスーンはどこかに去り、ビーチがやさしく微笑む。
風には涼しさが交じり、海はキラキラ輝く。
酔いしれるような爽快感。

波は昨日よりもワンサイズダウンしているがセットで頭。
ダンパー気味でブレイクが速いので、
しっかりピークを見極めないと先がない。
インサイドはカレントがきつく、バックウォッシュをくらう。
自ずとアウトに出るしかない。
このサーフポイントは湾になっていて、
右サイドと左サイドに突き出た岩がある。
この岩を結ぶ延長線上までパドルアウトすると、
流れは比較的緩やかだ。
カタチのよい波を選んでテイクオフすると、
サーフボードは広い斜面を駆けめぐり、白い軌跡生む。

事件前の1ラウンドは極上の時間を味わえた。

波乗り最高! これぞサーフトリップの醍醐味

波乗り最高! これぞサーフトリップの醍醐味

ランチを早々に済まし2ラウンド目。
海の様子はほとんど変わっていないが、
ひとたび大きいセットが入ると、
ビーチブレイクといえどもスリリングなテイクオフとなる。

カルフォルニアからやって来たグッドサーファーは、
1本の波でエアーを2発決めて幸せ顔だ。
彼のボトムは太陽を反射させ、リップを弾き輝いていた。
波の背からのアングルは最高だ。

彼と僕と妻の3人で、まったりとした空間を楽しむ。
はじめて出会った人と波に乗り、笑顔を交わす。
何かをきっかけとし、共生する。
その前と後ではちょっとだけ、その人との関係が違っている。
これが人間の醍醐味でり、
人が人でいることのできる『しかるべき事由』ではないだろうか。


しばらくすると、波の間に2つの人影が見えた。
あっという間に沖へ流されている。
これが例の事件の始まりである。

インド人の群れ

見よ、この人だかり。
さらにビーチ側にも何十人と集まっている。

この一件があり、
イギリス人の放浪フォトグラファー、エリオットが、
僕たちをあてのない旅へ導くこととなる。

『ここで私とあなたが出会ったのも何かの御縁』
たしか、こんな言葉があったな・・・。

インドの夕日 太陽は海へ明日を旅するために

インドの夕日 太陽は海へ明日を旅するために

僕たちはやわらかい夕日に包まれながら、
写真などでは味わえない感覚を、
確実に体に刻んだという実感があった。

| インド | 20:09 | comments(0) | - |
Dawn. 【南インド3】 暮らしの欠片を拾い集める
朝、ホテルを出て、カニャークマリ(コモリン岬)へ行く。

ギリシャ、ローマ史書には「聖なるコモリ」と記され、
聖地としての歴史は古い。-地球の歩き方より-

カニャークマリの旅はこちらをどうぞ。
Chihiroのヨガ旅【南インド】Vol.11 聖地カニャークマリ

まずはタクシーを探す。
ホテルのすぐ脇には、人がすれ違うのがやっとの狭い小道。
この道を進めば適当にタクシーを拾えるはず。
裏道に入るといつものビーチ側とはまったく違い、
観光客をつかまえて何かを売りつけようなんてことはない。
ただただゆったりとした時間が流れている。
ふだんと変わらない日常がそこにはあるはず。
カニャークマリへの道中、
少しだけ暮らしの欠片をを拾い集めた。

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
ヤシの木に囲まれた小道

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
生活用水が流れている

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
井戸での水汲み

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
ヤシの木を縫うように建てられた家々

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
野良犬は日常茶飯事 

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
鳴り響くクラクション 突き進む車を上手にかわす人々

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
Dhoti(ドーティー)やLungi(ルンギー)が服装の定番

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
でっかいバスもおかまいなしに割り込んでくる

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
トラックの荷台に何でも上手に積み込む

南インド料理 ミールス おいしい!
南インド料理 ミールス おいしい!

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
いたるところにある光景

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
野菜市場はかなりの活気

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
みんなの洗濯場

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
いたるところに屋台と買い物客

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
人、物、バイク、車・・・空気が揺れる

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
祭りの小太鼓と人だかり

Chihiroのヨガ旅 南インドの暮らし kSaNaYoga
祭りの灯りと人だかり


僕たちがホテルに着いたのは夜だった。
今日1日、確かにそこにはインドの日常があった。
ふと見上げると雲に覆われた白い月。
世界中が知っている。どこに行っても同じ月。
そのせいなのか、この月をじっと眺めていると、
インドの喧騒ですら聞えない。
静寂がココロを満たす。今この時間が大切だ。
このときの美しい月の写真は持ってない。
最も大切な瞬間は、
感じるより印象強く残せないのだから。

| インド | 18:44 | comments(0) | - |
Dawn. 【南インド2】 インド再び!
成田からシンガポール・チャンギ[Changi]を経由し、
ティルヴァナンタプラム[Thiruvananthapuram]
(トリヴァンドラム[Trivandrum])を目指す。
シンガポールまでは6時間のフライト。
乗り継ぎのためチャンギ空港で2時間ほど時間をつぶし、
インドに着くのはさらに数時間後。
この長い道のりを楽しませてくれたのが、
中谷美紀さんの『インド旅行記2 南インド編』
たまプラーザヨガスタジオのインストラクターが、
旅の友にと持たせてくれた本だった。

インド旅行記〈2〉南インド編 (幻冬舎文庫)
インド旅行記〈2〉南インド編 (幻冬舎文庫)
中谷 美紀

そもそも旅立ちからしてインドだった。
飛行機に乗込み、僕はすぐにこの本を手に取ったが、
やられた!
なんと旅行記の書き出しが『9月30日 インド再び!』
以降、10月1日、2日・・・と続いていく。
僕の旅と日程が重なっている・・・。
そして、自然と笑みがこぼれる。
「インドへの旅は、インドに呼び寄せられたときにするもの」
こんな言葉を口にする人が多いが、
勝手ながら、今回はこの言葉を拝借しよう。

僕はわくわくドキドキ胸躍らせながら、
この本を1ページずつ丁寧に読みすすめていた。
日常を置き去りにして。

トリヴァンドラム空港にたどり着いたときには、
本はとっくに読み終え、
あたまの中はどっぷりとインドに浸かっていた。

そして、僕を迎えてくれたのは、
1ヶ月ほど前からインド入りしている妻とセカンドモンスーン。
どちらが嵐か・・・についてはここでは述べないでおこう。

豪雨にも負けない車のクラクション、
雨のせいで独特の埃っぽい空気は流れ落ちているが、
どこもかしこも人間の息づかい。
そこはもはやインドそのものだった。

『インド再び!』

タクシーを拾い、サーフボードを強引に車へ積み込む。
積み込みの際に車内の芳香剤を倒してしまった。
そのせいで、日本の女の子が大好き!というタクシーおじさんは、
女の子の話以外はずっと不機嫌だった。

空港から南へ数十キロ。
目の前が海のホテルに到着。

Light house beach セカンドモンスーン1

荷をおろし、一息つく。潮の香りが心地よい。
波の音が身体に沁みる。
疲れが吹っ飛んでしまうのはなぜだろう。
地球の音が身体を突き動かす。
すぐさま、海パン&ラッシュに着替え、フィンをセット、
ワックスをぬりながら、はやるココロを落ち着かせる。
自分の呼吸を感じ、いざビーチへ。
だが、ここはインド。
5歩すすむごとに人だかり・・・。
早口の英語で「インドの太鼓はいい音 安いよ」
「この布 素敵 プレゼントにしなよ」
英語と日本語を並べて、
「Hi!こんにちは こんにちは Thank you ありがとう」
・・・・ビーチが遠いな。

Light house beach セカンドモンスーン2

本来は綺麗なビーチだが、モンスーンの影響で灰色の海。
サーファーは見当たらないが、
昨日まで、キッズが数名波乗りをしていたらしい。
海に入ると見た目と違い、オーバーヘッド。
ダンパーでぶ厚いパワフルな波。
カレントが強く、海がグルグルまわっていた。
まるででっかい洗濯機の中だ。
ドルフィンで波をやりすごしても、
どんどん湾の中心に吸い込まれてしまう。
アウトに出ても定位置をキープするなんて考えちゃいけない。
常にパドルあるのみ。海水は決して美味しくない。
いや、口にしてはいけない。
そう、ここはインド、聖なる海岸線。
僕はこの洗礼を真摯に受けとめよう。

| サーフィン | 19:15 | comments(0) | - |